ゼチーアジェネリック10mg100錠（エゼチミブ）とは

ゼチーアジェネリックは、体内のコレステロール値を減少させ、ダイエットなどとしても用いられている脂質異常症（高脂血症）治療剤ゼチーア錠の同種同効薬です。

通常、脂質異常症のうち悪玉コレステロール（LDLコレステロール）値が高いタイプである高コレステロール血症や、家族性高コレステロール血症、ホモ接合体性シトステロール血症の治療に用いられています。

脂質異常症は自覚症状がないのですが、血中のコレステロール値が正常値から外れたまま放置していると非常に危険です。動脈硬化が少しずつ進行し、狭心症や脳梗塞、心筋梗塞など命にかかわるような疾患の発症の原因となるからです。

そのため、脂質異常症は必ず治療する必要があります。

ゼチーアジェネリックは服用することで食事に含まれるコレステロールの吸収をカットする作用があります。それによって肝臓などに蓄積しているコレステロールの消費が促進され、その結果、血中コレステロール値を下げることができます。

血中コレステロール値を正常に戻すことで、将来起こるかもしれない重篤な合併症の発症を予防することができ、延命効果が期待できます。

ダイエット効果

ゼチーアジェネリックは脂質異常症の治療だけでなく、ダイエット効果を目的に服用されることがあります。

これは有効成分のエゼチミブが食事中のコレステロールの吸収を抑えることで脂質異常症を治療する作用に基づくものです。

普段通りの食事をしていても、食事に含まれるコレステロールの吸収が抑えられ、体内のコレステロールの消費が促進されるため、苦しい食事制限などをすることなく体重減少効果が得られるといわれています。

食事に含まれているコレステロールの吸収を約54％カットできるといわれているので、普段から脂っぽい食事や外食の機会が多い方はより高いダイエット効果が期待できるといわれています。

ゼチーアジェネリック10mg100錠（エゼチミブ・ゼチヒール）の有効成分

有効成分エゼチミブは小腸におけるコレステロールの吸収を抑える作用があります。

小腸コレステロールトランスポーター（NPC1L1）といわれる部位に作用することで、食べ物に含まれているコレステロールの吸収を抑制します。

そのような作用メカニズムから小腸コレステロールトランスポーター阻害剤といわれています。

エゼチミブは世界で初めて開発された小腸コレステロールトランスポーター阻害剤であり、既存の脂質異常症治療薬とは作用メカニズムが異なります。

そのため、エゼチミブ単体でも強力な治療効果が得られますが、スタチン系製剤といわれるグループのお薬と併用することで、さらに強力な治療効果が得られるといわれています。