用法と用量

・バスパージェネリックを通常成人は有効成分ブスピロンとして1日5mg～15mgを2回に分けて食間または食後に服用します。これを初期用量とします。

・年齢・症状に応じて、2～3日ごとに5mgずつ増量することができます。

・平均的な用量は15〜30mgで、最大用量は1日60mgまでとなります。

・症状が軽度であれば1回や頓服の服用でも問題ありません。

・ただし、半減期（薬の血中濃度が半分に減るまでの時間）は6～7時間ほどと短いので持続的な効果が欲しい場合は1日2回の服用を推奨します。

・また、効果の発現には1〜2週間程度の時間がかかることがあります。

・不眠症の場合は就寝前に1回、同様の用量で服用します。

・必要最低限の用量となるように、慎重に観察して調節してください。

・また、むやみに増量せず、数日間は様子を見ながら徐々に増量してください。

日本のクリニックなどで手に入れる場合

日本では認可されていない薬剤であるため、国内の医療機関で処方してもらうことはできません。

バスパージェネリックの同系統の処方医薬品として「セディール（有効成分タンドスピロン）」があります。

セディール5mgの薬価は1錠15.3円なので、100錠処方してもらう場合の薬代は1,530円になります。

ここに診察料などの受診費用が加算されると総額はおよそ5,000〜6,000円になることが予測できますが、実際のお会計は保険（自己負担3割）がきいて総額1,500〜1,800円となります。

何らかの処置や検査・カウンセリングがあった場合は更に数千円加算されます。

また、特に抗不安薬は基本的に必要最低限の量しか処方してもらえないため100錠処方してもらうというのは現実的ではありません。

・主な副作用として、めまい、立ちくらみ、倦怠感、眠気、頭痛、神経過敏、発汗、便秘、下痢、腹痛、口渇などの症状が報告されております。

・また、滅多に起こりませんが重大な副作用として重い肝障害、セロトニン症候群（落ち着かない、不安、興奮・混乱、不眠、体の震え・ぴくつき、めまい、発熱、発汗、頻脈、下痢、血圧上昇など）、悪性症候群（動かず黙り込む、硬直、嚥下困難、急激な体温上昇、発汗、頻脈、ふるえ、精神変調、意識障害など）が挙げられます。

・バスパージェネリック服用後に何らかの強い異常をきたした場合は服用を中止してすぐに医療機関を受診してください。

＜禁忌＞

以下に該当する方はバスパージェネリックの服用を控えてください。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴

・MAO阻害薬を服用中

・代謝性アシドーシス

・重篤な肝障害

・重篤な腎障害

・てんかん

妊娠中・授乳中の方に対する安全性は確立されておらず、治療の有益性が危険性を上回る場合のみ服用可能となっております。

＜服用注意＞

以下に該当する方はバスパージェネリックの服用に関して注意が必要です。

・脳の器質的障害

・中～重度の呼吸器疾患

・心疾患

・肝障害

・腎障害

・高齢者

・急性狭角緑内障

・重症筋無力症

併用禁忌薬

以下の薬剤とバスパージェネリックは併用できません。

・抗パーキンソン病薬（MAO阻害薬）

・抗ヒスタミン薬のアメリジン

他にも禁忌ではありませんが、抗うつ薬、睡眠導入薬、抗精神病薬などバスパージェネリックとの飲み合わせに注意が必要な薬がたくさんあります。

併用している薬やサプリメントがある方は必ず事前に医師か薬剤師に相談してください。

アルコールとの併用は副作用が現れる恐れがあります。バスパージェネリック服用中は飲酒をなるべく控えてください。

グレープフルーツジュースを同時に摂取すると、有効成分ブスピロンの血中濃度が上がり副作用が現れる恐れがあります。

バスパージェネリック服用中はグレープフルーツジュースは控えるか十分な時間を空けてください。

・眠気・めまいなどの症状が現れることがあります。バスパージェネリック服用中の車の運転や危険な作業は控えてください。

・他の抗不安薬・抗うつ薬からバスパージェネリックに薬剤変更する場合は前の薬剤による離脱症状に注意してください。段階的に少しずつ減量して中止する必要がある場合があるため、必ず医師の指示に従ってください。

・自己判断で安易に長期間服用しないでください。医師の指示のもとで正しく服用してください。

・直射日光を避け、高温・多湿ではない室温（1～25℃）で保管してください。

・子供やペットの手の届かない場所に保管してください。

インタスファーマ

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